プチ冒険するために

発達障害のある人たちは、一般的に「初めてのこと」や「いつもと違うこと」を苦手とする傾向があります。プチ冒険倶楽部ではそのような個性を持つ人たちと自然の中で遊ぶ楽しさを分かち合うために、以下のような取り組みを行っています。

 

スケジュールの活用と視覚的構造化

絵や文字などの視覚的な情報が理解しやすい参加者のために、絵や写真によるカードを用意するとともに、時間の見通しを持つことが難しい参加者がスムーズに活動に取り組むことができるように、スケジュールを活用しています。文字によるもの、絵カードを添えたもの、スケジュールの長さも1日の流れを示したものから、次の活動のみを提示するなど、参加者の個性に応じたスケジュールを提示できるように心がけています。

物理的な構造化

発達障害のある人たちは、多目的で自由な空間で活動することに難しさがあります。参加者が何をすべきか判断できず、混乱を起こすことを避けるために、物理的な構造化といわれる工夫をしています。活動ごとに実施するエリアを目で見てわかるような仕切りや境界で区切り、参加者が集中できるように、視覚的・聴覚的な刺激を最小限にするように心がけています。

ワークシステム

ワークシステムは、そのプログラムの中で、1)何を、2)どれくらい、3)どうしたら終わりで、4)次に何をするかを視覚的に示し、先の見えない活動に対する参加者の不安を軽減し、自ら活動に取り組むことができるようにしたものです。プチ冒険プログラムでは、参加者が自分の興味関心のある活動を選び、自立して活動ができるように支援する目的で、クラフトや個人選択プログラムでワークシステムを取り入れています。

安全に対する配慮

参加者が心身ともに安全な状況の中でチャレンジする機会を作るために、できる限りの安全対策を講じます。プログラムに応じて、医師、看護師等が引率します。また、冒険プログラムの実施にあたっては、専門家の指導をあおぎます。

代表は北米でうまれたWilderness Medical Associates野外・災害救急法の講習を受け、Wilderness First Responderの資格を取得しています。