8月21日から24日まで群馬県藤岡市にあるおにし青少年野外活動センターでサマーキャンプを行いました。キャンパー16名、学生スタッフ16名、大人スタッフ15名の計47名でキャンプを楽しんできました。今年のプチ冒険はは2人乗りのカヤックで湖をめぐるツアー、以下キャンプの様子を簡単に紹介させていただきます。

1日目(8月21日)

 

朝8:30に横浜駅に集合したキャンパーは初参加のキャンパー1名を含む16名、バスに乗って元気に出発しました。毎年少しずつ新しいチャレンジを加えるというのがプチ冒険のコンセプト、今回のコンセプトは「場所を変える」でした。おにし青少年野外活動センターは私たちのキャンプ仲間が運営する施設、受け入れに不安は全くありませんでしたが、やはり最初は少し緊張しました。しかし、パートナーと一緒にキャンプ場を探検しながら、いろいろな場所を回っているうちに、新しい場所に少しずつ慣れていきました。とても気持ちのよい芝生の広場での草すべりはとても楽しかったですね。夕食はシェフのつるさんが3日間!煮込んだ美味しいカレーをたくさんいただきました。夜はみんなで歌を歌って楽しいひと時を過ごしました.

2日目(8月22日)

2日目午前中のプログラムは川遊び、バスで20分ほどの三波川で水遊びを楽しみました。昨年までの場所と違い、自然のままの川、キャンパーたちはライフジャケットをつけて川を泳いだり、流れたり、生き物を探したり、水かけっこをしたりたっぷり2時間川で遊び倒しました。昼食、昼寝をはさんでクラフトの時間、今年のクラフトは川で拾った石をカヤックに見立てたクラフトをしました。とても個性豊かなカヤッカーたちが完成しました。クラフトの後はプチ冒険キャンプ名物ほうとう作り、4年目ともなると麺打ちもスムーズに、とても美味しいほうとうをいただくことができました。この日の夜にはハプニングが!お風呂に入る直前に突然の雷と豪雨が降り出し、一時停電になるなど少しドキドキするような状況になりました。しかし、その中でもキャンパーたちは落ち着いて雨宿りをしており、彼らの成長を感じることができました。30分ほどで雨もやみ、電気もつき、大事には至りませんでした。(しかしこれがのちのちの大事件につながります…)

3日目(8月23日)

 

いよいよ今年のメインプログラム、カヤックツアーの日です。バスで15分ほどのところにある神流湖で2人乗りのカヤックを楽しみました。中村あきちゃんの指導のもと、キャンパーとパートナーが2人乗りのシットオントップタイプのカヤックに乗り込み、まずはウォーミングアップ、カヤックは2年目となるキャンパーは楽しそうに湖に出ていきます。あっという間にほとんどのキャンパーが湖に出ていきました。一度岸に戻って休憩した後は、いよいよツアーに出かけました。神流湖の真ん中ほどにある島を周るツアー、カヤックの操作に慣れたペアは先頭のたみぃを追い抜かんばかりに上手に湖を漕いでいきます。湖上で集合写真を取り、島をめぐり、当初の予定より長いコースをとって、無事に1時間半のツアーを終えることができました!最後の夕食はシェフつるさんが腕によりをかけて作ったダッチオーブンで焼き上げたまるごと1匹の鶏!各班のテーブルに載った鶏のグリルはあっという間にみんなの胃袋の中に入っていきました。最後の夜はサマーキャンプで初めてのキャンプファイアー、みんなで火を囲みながら歌ったり踊ったりゲームをしたり…キャンプファイアーに照らされたみんなの顔はキラキラと輝いているように見えました。実はこの夜には大事件が!昨日の雷雨で水を汲み上げるポンプが故障してしまい、センター全体が断水してしまったのです。幸い夕食は済んでいたのですが、洗い物の途中で流しには洗い物の山が、トイレもお風呂の水で流し、歯磨きは歯磨きをつけずにブラッシングだけという状況、そんな中でも子どもたちは落ち着いて行動していました。施設の方々の迅速な対応で近隣の民宿等から水を運んでいただき、給水車も到着し、夜遅くには修理のめどもつき、とりあえずはひと安心でした。

4日目(8月24日)

 

いよいよサマーキャンプも最終日、朝ごはんを食べたあとはみんなでキャンプ場の片付け、みんなてきぱきと行動し、予定より30分も早く終わりました。最後のプログラムはプレゼント交換、キャンパーとパートナーで写真を取り、フォトフレームを作って交換しました。みんなとても上手にできました。バスに乗ってキャンプ場に別れを告げ、横浜駅でお父さんお母さんと4日ぶりの再会を果たして、キャンプは無事に終了しました。

 

4年目となるキャンプは、新しい場所、数々のハプニングにもかかわらず、みんなとても落ち着いてプログラムに取り組み、4年間の成長を見せてくれました。初参加のキャンパーも2日目の夜くらいからキャンプの活動に溶け込み、3日目はカヤックに乗り、夕食も一緒のテーブルでとり、キャンプファイアーにも参加することができました。キャンパーたちの成長と限りない可能性を感じることのできた4日間でした。

 

4日間を通して献身的にキャンパーを支援してくださったパートナーの皆さん、キャンプの運営とキャンパー・パートナーの支援をしてくださったスタッフの皆さん、そして思いっきりキャンプを楽しんでくれたキャンパーの皆さん、本当にありがとうございました。